数学教育研究所 公式サイト Mathematics Education Institute Official Web Site
Feb.26
2015
\(_{2015}C_m\) の値 (2015年東京大学入試理系5問に関して)

2015 年の東京大学理系第 5 問は \(_{2015}C_m\) が偶数になる最小の正の整数 m を求める問題でした。このような問題は数値好きの私のとっては恰好の材料なのですが、実際どのようになっているかを記してみると添付ファイルのようになります。

\(_{2015}C_m\)の値

この他にも、1 の位に 5 が多い理由とか、1 の位が 5 でないものが何個あるかなど面白い設問を作れそうです。

Feb.22
2015
東大(理系)受験生のための直前計算練習

国立大学入試も3日後になりましたが、理系東大受験生のために、計算練習用のファイルを置いておきます。

最近の東大の入試は、積分の計算も難しいので、ここに書かれてあるものが確実にできるようになることを推奨します。

東大入試直前計算練習(問題)

東大入試直前計算練習(答)

Jan.09
2015
「受験数学の理論」の改訂版について

およそ 4 ヶ月ほど前に、あと少しという報告をしましたが、その後はなかなか進むことができなくご迷惑をおかけしました。また、「問題集の方はいったいどうなっているんだ」と問い合わせも少なくないので、今後の報告もかねてこの場で、今、はっきりしていることを述べさせてもらいます。

・「受験数学の理論」と「受験数学の理論問題集」は新課程対応のため新しく改訂されます。改訂の際に書名も変わりますが、新しい書名はまだ未定です。
・改訂に際しては、この 2 系統は統一される予定です。すなわち、受験数学の理論に章末問題がついている感じです。
・改訂版は、出版社の要望(それは、読者の要望でもあるとのこと)で、分野別ではなく、「数学 I・A」「数学 II・B」「数学 III」となります。そして、より受験生のための「教科書」との色合いが強くなります。
・このため、今ある「受験数学の理論問題集」の「関数」については、未完のまま新課程版に統合されます。これに関しては旧課程のうちに仕上げるべきでしたが間に合わず申し訳ありません。原稿はほぼできていましたが、新課程版の制作が進むうちにそちらの方に組み込まれることになっていきました。

刊行の見込みがでればこちらで報告していきたいと思います。追加情報もあわせて報告します。

Jan.02
2015
センター試験とその後について

 いよいよセンター試験まであと 2 週間あまりとなりました。2 週間となるとこれからできることも限られてきます。数学の場合は, 50 分くらいで解けるように練習しておきたいということと, 何か詰まってしまったときの対処法を考えておきましょう。
 ちなみに, 今年度の数学は新課程になってからの初めての入試ですので, 問題構成などは模試で受けていたものとがらりと変わる可能性があります。また, 図形の性質を選択する場合も模試と結構異なっているかもしれません。何があってもあわてない心構えが大切です。

 さて, センター試験が終わった次の水曜 (1 月 21 日) の 18:00 ~ 21:00 に駿台横浜校で東京大学入試数学研究を行う予定です。対象は駿台に通う高卒の生徒と横浜校に来ることのできる高校生(外部生可)です。本来数学の学習は大学入試に出る出ないに関わらず大切なことをしっかりと学習するのが王道ですが, この時期はそうも言っていられないと思いますので, これまでの傾向(かなりコアに説明します)と今年の見通しを「ここまで言っていいの?」というくらい説明します。ただし, 外れても責任はとれません。ただ, 東大の数学の場合は過去の傾向からして今年は難しくなる年なので, 私が説明したうちの1/4 でも当たってしまえば, 現在 D 判定の人も十分可能性があると考えています。
 この会は, 授業形式で定員は教室の人数ですので 130 名くらいです。事前に登録が必要です。

Jan.01
2015
新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
本年も数学を始め, 教育全般に関する様々な活動を行う予定です。公表できるようになれば、このサイトで迅速に報告いたします。

 なお、昨年末からこのサイトの「コメント欄」が復活しております。これまでのルール通り, 常識的な聞き方であれば, 数学の質問でなければできる限り答えていきたいと思います。

Oct.05
2014
富山県における講演会の報告

2014 年 10 月 2 日 「富山県高等学校教育研究会数学部会」に「新課程数学」を題材にその周辺の話題にも触れて講演会に行ってきました。90 分の予定でしたが、10 分ほど延長してしまいました。
新課程分野について, 次の入試で注意すべき点を中心に, 私自身の数学を教えているときの経験と新課程分野で生徒を引きつけるためにどのような方法があるかなど小ネタもはさみながら話をしました。

講演の前後にも熱心な先生が控室に来て数学教育の議論も交わしました。
今後の富山県の発展に期待します。

Aug.24
2014
いよいよ完成間近

受験数学の理論の後継書(新課程バージョン)の原稿の完成が近づきました。
7章構成付録3部構成。来週中の原稿完成を目指します。
進捗状況の報告をこちらでやっていきます。

| に届けば完成です。

数学 IA 編 (8/24現在)
第1章 ★★★★★★★★★ |
第2章 ★★★★★★★★★ |
第3章 ★★★★★★★★   |
第4章 ★★★★★★★★★ |
第5章 ★★★★★★★    |
第6章 ★★         |
第7章 ★★★★★★★★   |
付録A ★★★★       |
付録B ★★★        |
付録C ★★        |

Jul.01
2014
鹿児島県数学教育研究会の講演の報告

2014 年 6 月 27 日鹿児島県数学教育研究会に講演に行って参りました。
講演タイトルは「新課程数学とその対応法」です。
教員の方は 80 ~ 90 名の参加とのことです。
新課程の特徴と前回の新課程 1 年目に何が起こったのかということ, それ以外に新課程に限らない数学教育のことは少しばかり話しました。
 ちなみに、外は大雨で桜島の近くを通っても、桜島を見ることはできませんでした。

頂いた写真を掲載します。

Jun.29
2014
新課程大学センター試験試作問題解答

2013.11.12 発表の新課程大学センター試験数学IAの試作問題
http://www.dnc.ac.jp/center/shiken_jouhou/
に対する模範解答を作成しました。
この問題の問題文の一部に, 一部不明確な点があるのですが, 一応参考にしてください。
誤植があれば一報をくださると助かります。ただし, 質問は受け付けていません。
twitter @f_sei
新課程模擬問題解答(公開用改訂版)

Jun.22
2014
近況と今後の予定

★ 講演会 (地方の教育委員会等からの依頼によるもの)
  6月27日 鹿児島県数学教育会にて講演予定「新課程数学とのその対応法」
 10月 2日 富山県高等学校教育研究協議会にて講演予定
 11月 7日 北数教北見大会にて講演予定

★ オリジナル講習・準オリジナル講習
 8月13日~16日 (9:30 ~ 12:20) 東大進学塾「エミール」にて高2向けの「計算のエチュード」を実施します。範囲は数学 IAIIB まで。
http://www.sundai.ac.jp/emile/koshu_sum_koza_k2.html#04

★ 駿台教育研究セミナー (夏期)
 8月2日 駿台大宮校舎 「実戦的新課程入試数学研究」
 8月8日 駿台大阪南校舎 「実戦的新課程入試数学研究」
 8月9日 大阪学院大 「続・ハイレベルな授業が展開できるように」
 8月23日 駿台市谷校舎 「ハイレベルな授業が展開できるように」
 8月24日 駿台市谷校舎 「続・ハイレベルな授業が展開できるように」

★ 出版物の予定につきましては別にご連絡します。