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カテゴリー '教育'

Jun.16
2012
なんでこうなるの?

このようなタイトルを見て、萩本欣一を思い出せる人は私と同じ年代かそれ以上の人だ。今回は、もちろんふざけて言っているわけではない。 文科省の定めた新課程の数学のカリキュラムについて、つくづくこれを作った人の常識が疑われると […]

Jun.10
2012
「どうやったら思いつきますか病」

時代とともに人の考え方は変化するのは当然である。それは、子供と子供を育てる親にもあてはまる。 私の少年時代は昭和 40 年代~50年代であるが、その当時の親の世代は、戦前に少年期を過ごした人たちであり、戦前、戦後という大 […]

Jun.09
2012
遠い未来か近い未来か 

受験業界に関わっていると、しばしば次のような問題に悩まされる。それは、 「近い未来をとるか遠い未来をとるか」 ということである。 数学よりも英語の方がもしかするとわかりやすいからまず英語の例で説明しよう。 高校で英語を学 […]

Jun.03
2012
閉鎖的組織

 これまでに多くの「組織」を見てきて、最近特に感じることがある。  「組織」の中には「通気性のよい組織」と「閉鎖的な組織」がある。このこと自体は多くの人は理解していることだろう。やはり、怖いのは「閉鎖的な組織」で、「閉鎖 […]

May.02
2012
数学の病気

よくある受験生の現象を記録していきたいと思う。 【記号負け】 非常に簡単なことを言っているにも関わらず、それを記号で表現するとわからなくなったり、記号を使うとわけのわからないことをする現象。 例えば、 1/a + 1/b […]

May.01
2012
数学が苦手な人の特徴

そのうちにきちんと整理しようと思うが、いくつか思い当たることをここに書き記し、少しずつ追加していこうと思う。 [1] 答案上の特徴 ・やたら数式を展開する ・意味がわからなくても気持ち悪くならない。「ベクトルの2乗」など […]

Apr.30
2012
3つの数学

数学には, 大きく分けて 3 種類ある。それは, [1] 生きていく上で必要とされる知識としての数学 [2] 受験数学 [3] 趣味・興味としての数学 である。 [1] は, やさしいものであれば, 算数の計算などがあて […]

Dec.24
2011
「合格実績」の理解の仕方

 毎年, この時期あたりから予備校・塾の次年度の生徒募集が開始され, 3 月ころまで徐々に過熱して行く。この生徒募集の宣伝において欠かせないのが「合格実績」だ。この合格実績によって生徒はもとより生徒の父兄は予備校・塾の力 […]

Dec.19
2011
新課程に対する大学と文科省の思惑の差

 来年度から高校数学は新課程の内容が教えられる。今、高校の現場や塾, 予備校ではその有効な対応が求められている。  私も 12 月 18 日に新課程を題材に教員用のセミナーを行った。高校の先生達の関心は非常に高く、12 […]

Oct.08
2011
共同作業のバランス

 共同作業をするときには、お互いの意見を尊重し合うことも必要であると思う一方で、誤りは誤りとしてはっきり言うことも大切であるとは思う。 ただ、小さなこと(と思われること)で、こだわり続けるのもどうかと思う。  共同作業を […]