数学教育研究所 公式サイト Mathematics Education Institute Official Web Site
Jan.01
2009
新しい指導要領

先日 2012 年度から実施される指導要領が発表された。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/081223.htm
重要な件は、

  1. 数学 C がなくなる。つまり、数学 I, II, III, A, B だけになる。
  2. 行列が完全に消える。(だから、「行列の延長」と称して 1 次変換はもう出題されない。)
  3. 複素数が復活 (ということは、「回転」はまた、複素数を使えということか。)
  4. 数学 I に「データの分析」という、今まで数学 B にあった統計の話題が必修になる。

である。

Nov.01
2007
「分野別受験数学の理論問題集」について

「分野別受験数学の理論問題集」

全7巻
1. 数と式 (既刊)
2. 関数と微分法・積分法の基礎   (執筆中)
3. 場合の数と確率 (既刊)
4. 図形と式・ベクトル       (執筆中)
5. 数列 (極限を含む) (既刊)
6. 微分と積分 (既刊)
7 行列・1次変換・2次曲線 (既刊)

特徴

  • 問題を系統的に配列した。
    問題間の有機的な関係によって問題を整理して系統立てました。
  • 解答を詳しくした。
    a. 他書のほとんどよりも解答解説の量が違います。今まで問題集の多くはページ止めの原則(問題文・解答・類題をすべて1ページの中に入れるという原則)のため計算が省略されることも多いのですが、解答解説は原則として見開きとし、解答の省略はほとんどありません。
  • 学習者の弱点がわかるように工夫した。
    例えば、「場合の数と確率」であれば「確率クリニック」が用意され、問診形式で学習者に何が足りないのかを各自で(ある程度の範囲で)わかるようにしました。これにより効率よく学習が進められることでしょう。
Oct.01
2007
4. 解説動画について

解説動画については以下から入れます。読者以外の方も見ることができます。もちろん無料です。
ただし、一部内容は本冊の解説を読んでいなければわかりにくいこともあります。各Fileは10M程度ありますので、今のところPCからでなければ苦しいでしょう。(じきに携帯からでも見ることができるようにする予定です。)

***
1. 計算革命とは
2. なぜ「革命」か
3. 動画を見る前に
4. 解説動画について

Oct.01
2007
3. 解説動画を見る前に

以下は、計算革命の注意書きに書かれていることを簡単にまとめたものです。

  • 計算革命は計算の能力、すなわち「正確さ」「速さ」を鍛えるものです。そのために、暗算力を鍛える目的のための独自の計算方法を紹介してあります。したがって、実戦的には
    「危ないと思ったときは、ゆっくりと安全な計算した方がよい場合がある。」(全般的に)
    「記述の答案であれば、説明をした方がよい場合もある。」(第3,9回)
    「『普通』に計算した方が答案としてはよい場合もある。」(第7回)
    といったものもあります。
  • ここで扱った計算ができるかどうかが問題なのではありません。

***
1. 計算革命とは
2. なぜ「革命」か
3. 動画を見る前に
4. 解説動画について

Oct.01
2007
2. なぜ「革命」か

まず、本書自体が革命的であると(勝手ですが)考えているからです。どこが革命的かというと

  • 本書のような計算の精度をあげることを目的とした参考書はいままでになかった。これまでの問題集は問題の解説だけであったのに対し、個人のスキルを上げることを目的とした書であるため。
  • ウェブでの動画説明を参考書の中で最初に入れた。(これは、そのうちの多くの問題集が採用するでしょうが、それに先かげて行ったということ。)

です。しかし、
本当に革命を起こしてもらいたいのは読者の皆さんなのです。
革命というと、それまでの社会階層がすべてなくなったり、上流階級と中流階級あるいはそれ以下が逆転したりするイメージがあります。読者の中には今までに どうしても試験で勝てなかった人達がいることでしょう。そこで、ほとんどの人にとって未開拓な能力である「計算力」を鍛えることによって逆転をはかっても らいたいというのが真の「革命」の意味なのです。

***
1. 計算革命とは
2. なぜ「革命」か
3. 動画を見る前に
4. 解説動画について

Oct.01
2007
1:計算革命とは

「計算革命」とは計算の方法を学ぶことが主たる目的ではなく、計算を速く、正確にこなす能力を見につけること、これがこの本の真の目的なのです。
受験を控えた高校3年生、高卒生から毎年

  • 試験で見たことのある問題(あるいは解いたことのある問題)が出たのに、最初に計算ミスをしてほとんど0点でした。どうしたらいいでしょう?
  • いつも時間が足りなくなるのですが、何かいい方法はありませんか?

といった質問を受けます。これらの問題点は計算方法を「知っているかどうか」ではなく、計算を「正しく追行出来るか」ということ、つまり計算方法の知識ではなく「計算の精度」の問題なのです。これは、

アナウンサーが原稿を正しく間違えずに読む能力
ピアニストが間違えずに曲を弾く能力

と同等です。「たまたま間違えた」計算であってもその「たまたま」の頻度が高ければ困るということなのです。
では、これに対する答として

「やるしかないよ」
「間違わないように努力しなさい」

と言われても生徒にとっては何の解決策にもなっていません。そこで数年前から駿台を実験場(?)とし計算の能力開発に取り組んできました。いろいろと取り組んでみた結果、最も効果的であったものを土台にし今回の計算革命が完成しました。主なコンセプトは

  • 一日5分程度の計算を習慣化させる。(計算力は急にはつかない。)
  • 初心者の計算ではなく、慣れた人の計算を定着させる。(慣れた人は簡単な多項式の割り算まで縦書きでやらない)
  • 暗算力を鍛える。(多少の計算なら一つ一つ書かなくても先が読めるようになる。)

ことです。

(構成)
計算革命は全13章からできていて、各章は一週間7日単位になっています。同じテーマで7日間5分程度の計算を行うわけですが、日に日に負荷をかけるようにして、一日目は易しく、7日目は(同じテーマであっても)結構難しくなっています。
また、計算力を鍛えるために計算するものはどんなものでもよいというわけではありません。適切なものを選び、また、試験のときに活かせるものなどの基準から題材を選びました。

(期待される効果)
「計算革命」の方法で計算が速く正確になることによって

  • わかった問題はほぼ確実に点になる。
  • 試験中に考える時間が増える。
  • わざわざ書かなくてもその先にどのような計算が現れるかが見えるようになるため、方針がたてやすくなる。

といった効果が期待されます。
[注]
計算革命は、一度にまとめて行うのではなく、毎日一つずつ(2ページずつ)とり組んでください。13週分+補充問題がありますからピークが入試直前に直前になるように計画的に使用してください。せっかく 13 週分解いてもしばらく放置しておくと、また元にもどってしまうかもしれません。

(余談)
実際、著者である私も毎日電車の中で計算練習をしています。5分程度で終わるので急行の一駅程度で終わります。必ずしも電車の中で解く必要はありません が、毎日同じ時間帯に解くように習慣付けることをお勧めします。駿台の教室でこの前段階のものを配布しているときは大変評判がよく、きちんと方法にした がって練習している人からは試験のときにその効果がわかったという報告も受けています。
小さなことの積み重ねがいかに大きな力になるかがわかってもらえることと思います。

***

1. 計算革命とは
2. なぜ「革命」か
3. 動画を見る前に
4. 解説動画について

May.27
2006
「駿台受験シリーズ 分野別 受験数学の理論9 行列」訂正一覧

「駿台受験シリーズ 分野別 受験数学の理論9 行列」

第1版の訂正

  • p. 80 (誤) 等式を証明せよ。
    (正) 命題を証明せよ。
  • p.. 81 下から 6 行目 (誤) C^2=0   (正) C^4=0
  • p. 143 下から 5 行目 (誤) 2 線分の交点の像は 2 線分の像の交点にうつる
    (正) 2 線分の交点は 2 線分の像の交点にうつる
  • p. 193 下から 6 行目 (誤) t=0 の場合も同様に
    (正) t ≠0の場合も同様に
  • p.90 2 行目 (誤) a=0, b=0
    (正) a≠0 および b≠0

(2006 年 5 月 27 日判明分)

  • p.87 下から 2 行目
    (誤) X^2=I  (正) X^2=±I
Mar.13
2006
「駿台受験シリーズ 分野別 受験数学の理論3 場合の数と確率」訂正一覧

訂正一覧

(3 月 13 日判明分)

  • p.11 下から 2 行目
    (誤) 8+4=12 (通り)    (正) 8+6=14 (通り)
  • p.64 下から 4 行目
    (誤) ・・・・ =10×2=10 (通り)      (正) ・・・・=10×2=20 (通り)
  • p.88 9行目
    (誤) 整数の個数に関わってく( ・・・・    (正) 整数の個数に関わってくる( ・・・・
  • p.101 下から 2 行目
    (誤) 数値化してものが    (正) 数値化したものが
  • p.102 1 行目
    (誤) ある試行 T の結果起こる事象が,
    (正) ある試行 T の結果, 同程度確からしく起こる事象が
  • p.106 下から 3 行目
    (誤) 2 を取り出す  (正) 2 個取り出す
  • p.113 例 (1)
    1 を素数に入れてしまっているので 1 を除外する。この結果確率は
    3/5 × 3/6 =3/10
    となる。
  • p.117 考え方 (2)
    (誤) どの色が2色でどの色が1色   (正) どの色が2個でどの色が1個
  • p.151 下から 4 行目
    (誤) A の倍数が出ているとき   (正) 3 の倍数が出ているとき
  • p.168 14 行目 p_(k+1)/p_k -1 = の次の部分
    (誤) (分数式)    (正) (分数式) -1
  • p.177 枠が込みの中
    X=k, Y=l をそれぞれ X=x_k,  Y=y_l
    にかえる。

(5 月 27 日判明分)

  • p.123 8,10,12 行目
    (誤)  (1/3)^n    (正) (1/2)^n

(2006 年 2 月 21 日判明分)

  • p.7, p12 のタイトル
    (誤) 樹系図  (正) 樹形図
  • p.46 の中段の図
    折り返した形になっていない
  • p60 下から 2 行目
    分母はすべて r! (n-r)!
  • p.142 5 行目, 6 行目
    (誤) a_n  (正) a_n+1
  • p.189 1 行目
    (誤) 期待の計算  (正) 期待値の計算

(2006年11月27日判明分)

  • p.190 4上から3行目
    (誤)  +k(5/6)^k   (正) +k(5/6)^(k-1)
  • p.197 中段のE(n+1) の計算の2行目から6行目にかけて
    (誤) n/n-1  (正) n/n+1
Jul.30
2005
「駿台受験シリーズ 分野別 受験数学の理論11 受験数学と教えられない数学」訂正一覧

「駿台受験シリーズ 分野別 受験数学の理論11 受験数学と教えられない数学」

誤植訂正
(2005 年 7 月 30 日判明分)

  • p.257 問題文中の式
    lim の後にシグマ記号が抜けている。正しくは誤答例、および解答の 1 行目のように lim_(n→∞) を Σ_(n=1)^∞ に変える。

(2005 年 8 月 13 日判明分)

  • p.39 の図
    放物線部分の境界を含む (要するに p.43 の図と同じ)
  • p.72 枠囲みの (2) の行
    x>0, y>0 の後に z>0 を入れる
  • p.177  上から 3 行目
    (誤) 垂直なベクトルはの 1 つは  (正) 垂直なベクトルの 1 つは
  • p.215 上から 5 行目
    ベクトル AP = の後に t を入れる
  • p.269 上から 4 行目
    (誤) y=1/x は単調に減少する y=e^x-1   (正) y=1/x は単調に減少し, y=e^x-1

(2005 年 8 月 29 日判明分)

  • p.245 2 行目
    問題文の中で、直線の後に直線の方程式 y=mx が抜けている。すなわち
    (誤) y=f(x) のグラフと直線で囲まれる部分は 2 つあるが     (正) y=f(x) のグラフと直線 y=mx で囲まれる部分は 2 つあるが
  • p.290 の中で log_10 7 の値が違う。すなわち
    (誤) log_10 7 =0.8050980400   (正) log_10 7 =0.8450980400

(2005 年 12 月 11 日判明分)

  • p.73 例題 2 – 9 (3) の問題文に「x>0,y>0,z>0」を x,y,z の条件として付け加える。
  • p.74 上から 3 行目および 5 行目の「2以上」を「4以上」にする。また、5 行目の「最小値が 3 」を「最小値が 5 」にする。

(2006 年 1 月 12日判明分)

  • p. 154 例題 4-2 の問題文中で
    (誤) kを求めよ。   (正) 実数 k を求めよ。
    とする。

(2006 年 2 月 27 日判明分)

  • p.218 下から 2 行目
    (誤) g(x)とおくと    (正) g(x)=0とおくと

(2006 年 4 月 16 日 判明分)

  • p.257 最下段の すなわち をとる
    例題 4-27 の解答はその直前の「和は存在しない」が解答です。

(2006 年 5 月 6 日 判明分)

  • p.125 上から 4 行目
    (誤) N は辺 AC の中点になるから  (正) N は辺 AB の中点になるから
  • p.215 巳11 の図の中にある b を c に、c を b に入れかえる。

(2009 年 5 月 31 日判明分)

  • p.247 例題4-22 問題文最下行
    (誤) ・・・a_n が 3 の倍数になるように整数 n を求めよ。
    (誤) ・・・a_n を 3 で割った余りを求めよ。
Mar.13
2005
「駿台受験シリーズ 分野別 受験数学の理論6 数列」訂正一覧

「駿台受験シリーズ 分野別 受験数学の理論6 数列」

訂正一覧

  • p.189  1 行目 (誤) a+1>2   (正) a+1>1/2
    2 行目 (誤) a>1     (正) a>-1/2
    4 行目 (誤) a=0 または a>1  (正) a>-1/2

(3 月 13 日判明分)

  • p.60 注の 4 行目
    (誤) 漸化式を一度 a_(n+1) と a_n の関係」に直して・・・・
    (正) 漸化式を一度「a_(n+1) と a_n の関係」に直して・・・・   (「 が抜けている)
  • p.122 図の下1行目
    (誤) 1,2 で並べられた部分から・・・・ (正) ①, ② で並べられた部分から・・・・
  • p.205 下から9行目
    (誤) 演習 4 – 1    (正) 例題 4-4, ;例題 4- 5

(2006 年 5 月 6 日判明分)

  • p.86 上から 7 行目
    (誤) a_n+1 =2a_1 +1    (正) a_(n+1) =2a_n +1
  • p.136 考え方から下の 5 行
    (誤) a_1=13 b_1=6 a_1=277 b_1 =374   (正) a_2 =13 b_2=6 a_3 =277 b_3=374