数学教育研究所 公式サイト Mathematics Education Institute Official Web Site
Nov.17
2009
お知らせ

現代数学社という出版社があります。ここから毎月「理系への数学」という雑誌が刊行されていますが、今月号(12月号) の裏表紙をめくってみてください。
何が書いてあるかはお楽しみ。

Nov.10
2009
告知事項

「幸せ物語」の書籍版は 2 巻構成ですが、1 巻はただいま印刷中です。また、受験数学の理論問題集「数と式」についてはもうすぐ発売日を公表できるかなと思っています。
この他、冬期講習・直前講習のテキストと駿台教育研究所のテキスト等を並行していて忙しい状態で、なかなかメールの返事ができずにメールをくれた人にはすいません。
また、ただいま執筆中で授業配布の「幸せ物語」については、期限限定でここでアップしていこうと思っています。

Sep.22
2009
東大実戦

もう有名な話なのかもしれませんが、東大実戦の成績優秀者で理IIで227点、数学で94点のところに駿台のある先生の名前をもじってペーネームで受け ている(らしい)人がいます。過去にもいました。でもそういう人って、成績優秀者に名前を載せる自信があるからするんでしょうね。びっくり。

Sep.17
2009
ふとしたことで

ラジオに出演することになりました。幸せ物語の関係でラジオを通じてみなさんに幸せ物語ができた経緯などを語ることになりました。(もしかして違うかもしれませんが)
詳細が決まればお知らせします。今のところ10月の金曜らしいです。

Sep.15
2009
イチローといえば

イチローの輝かしい記録についてはだれもが知るところですが、イチローにも不遇の時代があったことを知っていますか。

イチローのプロ2年目。当時オリックスブルーウェーブに在籍して、2軍暮らしが続いていました。成績が悪いからじゃないの?と思う人もいるかも知れません が、ウェスタンリーグで1年目は .366、2年目は.371 という驚異的な打率を残していました。じゃあ何で? と思うでしょう。それは、イチローを理解する人がいなかったのです。当時の監督は土井という巨人黄金V9時代の人で、これがやたら頭が固い人でした。よく 言えば、基本に忠実な人とも言えますが。そんな監督が振り子打法を認めるはずがなく、1軍の試合で野茂からホームランを打った日も振り子打法で打ったのが 気に入らないのか、その日のうちに2軍行きを命じました。

2年目の秋に故仰木彬氏が監督に招聘され、新監督はイチローの類い稀な打撃センスを即座に見抜き、翌3年目にイチローが開花することになります。

時間は戻りますが、仰木監督は招聘された秋に2人の選手に登録名を変えないかといいました。一人が「パンチ佐藤」でもう一人が「イチロー」です。当時は「パンチ 佐藤」の方がその言動などで人気があり有名でした。私は、最初はパンチ佐藤のつきあいのような感じで「イチロー」も登録名を変えたのかと思っていた程度で したが翌年はになると立場は逆転。

数年後、土井元監督は「イチローを育てたのは自分だ」と言っていますが、イチロー本人は仰木監督がなくなったすぐ後に、「唯一、師と呼べる人でした」と言っています。オリックスの監督があと2,3年土井監督であれば今のイチローはなかったかもしれません。

ということで、何をするにも自分の理解者は大切ということでした。(実はちょっと意味深です。)

こんなことを「数と式」の問題集のあとがきに書いてみましたが、変更の可能性も大です。

Sep.14
2009
執筆の秋

長い間の懸案だった受験数学の理論問題集の「数と式」も一区切りがつき、今度は次なるものへの向かっています。
まず、残りの問題集2冊と新企画があります。それから、書籍の「幸せ物語」もあってこちらは「数と式」と同じくらいのびのびです。
でももう少しで完成。ストーリーがあることが目立っていますが、数学の内容や豆知識、ジョークが盛りだくさん、加えて、感動の涙の出る話もあります。もうすぐですのでお待ちください。

Sep.11
2009
会合

先週ある会合に出席してきました。知る人は知る藤田宏先生もいらっしゃり、健在でした。飯高先生にも初めてお会いしました。
その会合で、通産省のある外郭団体主導で塾の講師の検定試験が実施されるようで、ちょっと面白そうと思いつつ、誰が受けるのだろうなどとも思いました。まあ、いろいろな関わり方がありますが。
私が今度、大学で担当する「教員免許更新講座」についても話もあり、なかなか工夫を考えているようと思いつつも、それよりもいいものを実施できそうです。

Aug.08
2009
連絡

3日間の箱根合宿に行ってさきほど日没前に帰ってきました。この3日間、外部からの連絡はとれなかったので帰ってみるとメールが350件くらい。ゆっく りと見てようやく社会復帰といきたいところですが、明日からは札幌に出張。ということで、「受験数学の理論」、「同問題集」の問い合わせについて(毎週数 件来ます)のレスが再び迅速にできません。このことを一応報告しておきます。
いつもいただくメールにはあたたかい物が多く、誤植の指摘についても乱暴なものはありません。こんな感じでみなさんにあたたかくしていただき、なぜかこ の時期に増刷が決まったり、出版社に「数と式はまだか」という問い合わせが絶えないということでうれしい限りです。みなさんから力をいただいたので、あと 少しの「数と式」を早く完成し、こちらで原稿の完成報告をしたいと思っています。

再び音信普通になりますが、では。

Aug.04
2009
「分野別受験数学の理論問題集 5 (駿台受験シリーズ)」訂正一覧

「分野別受験数学の理論問題集 5 (駿台受験シリーズ)」

(2009 年 8 月 4 日判明分)

  • 問題編 p. 26  例題 1-9 (1)(i) のΣΣ内
    (誤) l^2(k+l)   (正) l^2 (k+1)
  • 解答編 p. 10 基本演習 6
    「初項から第n項までの和」に対する解答がない。 これについてはこちらを参照してください。。
  • 解答編p.27 欄外 最上段
    (誤) 例えば (-3)^3+(-2)^3 + (-1)^3 + 0^3 +1^3 +2^3+3^3 =2(1^3+2^3+3^3)
    (正) 例えば (-3)^3+(-2)^3 + (-1)^3 + 0^3 +1^3 +2^3+3^3 =0

(2009 年 9 月 28 日判明分)

  • 解答編 p.38〜p.39
    p.38の下から3行目の分数の分母が64ではなく、8 です。このためここから数行引きずります。最終的な答は「17」です。
    訂正したものはこちら(pdf file) で見ることができます。
Jun.30
2009
バッハ

誰もが知っている音楽の父ですが、鍵盤楽器の曲についても非常に多くあります。ロマン派の曲とは違って「伴奏」らしきものはほとんどなく、3つ, 4 つあるいは 5つの旋律を一人で演奏するわけですが、これが複雑で理解するのが大変なんです。
こんなバッハの曲を暗譜して演奏することになってしまいただいま四苦八苦しています。バッハって暗譜は難しいのです。
もう一つ、バッハの曲の難しさは複雑さの他に手がぶつかるという点があります。もともと2段鍵盤(画像はこちら)の曲だったりしたわけですから。
例えば、モーツァルト、ベートーベンあるいはリストの曲にも左手と右手が交差するものがありますが、これは完全に飛び越えて交差するものばかりです。 ショパンの曲には思い当たるところで手が交差するものはありません。ショパン自身そのような弾き方は好きではなかったのかもしれません。時代20世紀に なってラヴェルの場合は指と指との間に指を入れるという職人芸の曲がいくつもあります。おかけで爪が伸びていたときには自分の爪で自分の手を切ってしまっ たりすることも。
これに対してバッハの場合は本当にぶつかってしまうのですね。ピアノの鍵盤は一段しかないので。
駿台のあざみ野校にいくといつもバッハがかかっています。自然に耳がそちらに行ってしまい、左手と右手がぶつかる部分にくるといつも緊張して聞いています。この演奏者大丈夫かなぁと。