新学期
すでに、小学校から大学までは新学期の授業が始まりますが、予備校の授業は明日16日から開始します。今年度もいろいろな校舎に出講します。
今年から、ある大学で講義を受け持つことになり、結果、相変わらず年齢と同じだけのコマ数をもつことに・・・・
ということで、高校数学だけでなく「数学」および「数学教育」にも活動の幅を広げることになります。早速、「教育の理論と実践」という共著の本の原稿を提出しました。ただ、この中ではページの制約があるので、これに続いて教育関係の本の出していく予定です。
受験数学の理論問題集はいつもその構成を練るときに時間がかかるのですね。この問題は必要かそうではないか、また、問題を並べる順番とか。また、問題番号が 1-1,1- 2,1- 3,1- 4,・・・・・とあった場合、1-1 と 1- 2 は関連していても 1-3 は別の内容の場合どのようにわかってもらうかなど。
「数と式」に関しては、これが終了し、問題編は完成しました。後は、解答編ですがこれはある程度機械的に進められるので、来週の終わりか再来週の初めには原稿が完成しそうです。そうなると校正者にまわして印刷です。(こうなるといつ出版されるかは予想がつきます。)
ちなみに、現段階では「数と式」は第1章「数式の基本」、第2章「方程式の解法と応用」、第3章「不等式の解法」、第4章「不等式の証明と応用」、第5章「整数」となっています。各章の例題の個数は第1章16題、第2章 13題、第3章8題、第4章 5題、第5章13題です。意外と少ないと思えるかもしれません。また、これから作成しなければならない「基本演習」の解答ですが、各章の問題数は第1章 43 題、第2章31題、第3章 20第、第4章16題、第5章 43題です。
この問題集についてはいつも同じことが言えるのですが、問題数は他書と比べてそんなに多くはないのですが、あの厚さになるのです。それは解説を手厚くした から。私の個人的な考えでは、数学の問題にはやさしいものと難しいものがあり、どんな問題も解答が1ページの中に収まるというのは基本的にはありえないの です。易しい問題は解答も短く、難しい問題は解答、解説は多くなるのが自然だと考えます。その結果というか、必然的にというか、解説の多い問題がページを 増やしてあの厚さになってしまいます。
いろいろな方をお待たせしていますが、あと少しお待ちください。